小学校でプログラミング授業が始まる!その内容とは?

勉強のコツ

2020.01.17

横山 淳

こんにちは!家庭教師のファミリー認定プロ教師の横山です。

 

2017年3月に発表された新学習指導要領に、2020年度から小学校でプログラミングの授業が必修化されることが明記されました。

 

世の中は「情報化社会」となり、かつ機械化も急速に進行しています。

 

これからの未来を生きていくために、プログラミング教育がどのように必要となるのでしょうか。

 

新学習指導要領が発表されて2年以上が経ちましたが、指導方法や教材などはいまだ不明瞭な部分が多いです。

 

 

そこで今回は、なぜプログラミング教育が必要なのか、プログラミング授業の内容はどのようなものになるのかについて詳しくお話します。

 

 

 

 

 

2020年度から始まる小学校の「プログラミング教育必修化」とは?

プログラミングとは「コンピュータにさせたい仕事を、コンピュータの理解できる言葉で順序よく指示し、コンピュータを動かすこと」です。

 

これだけを見ると、IT企業の社員を育成しようとしているのかと思われそうですね。

しかし、そうではありません。

 

プログラミング教育の目的は、まず、世の中を動かしているIT技術に関する知識を身につけること。

もうひとつは、プログラミング的思考力、言い換えると、論理的思考力を身につけることです。

 

 

それではなぜ、IT技術に関する知識や論理的思考力が必要とされているのでしょうか。

理由は大きく2つあります。

 

1つは、社会の急速なデジタル化です。

これからの時代を生きる子どもたちには、進化し続けるテクノロジーを上手に使えることが求められています。

 

もう1つは、グローバル化です。

これまで以上に異なる文化や思想を持った人々と関わることになるので、自分の考えを正確に伝える能力が必要なのです。

 

ちなみに「プログラミング能力が身につく=高成績になる」ではありませんので注意してくださいね。

プログラミングを学ぶ過程で得た知識や思考力を活かすことが、結果的に成績アップにつながると期待されます。

 

 

 

 

小学校では実際にどんなプログラミング授業を行うの?

実際のプログラミング授業はどのように行われるのでしょうか。

 

実は、プログラミング教育の具体的な授業内容や学年は、まだ明確に決められていません。

現時点の予定では、それぞれの学校の裁量で自由に実施されます。

 

求められているのは「学校の創意工夫」「様々な場面で取り入れる」「積極的に取り組む」など、かなり大まかなものでしかありません。

戸惑う先生や保護者さまが多い、ひとつの原因と言えるでしょう。

 

ただ、コンピュータを学ぶ授業ですので、パソコンやタブレットを活用した授業にはなるでしょう。

「1人1台」を目標に掲げていますが、現実にはまだ遠い目標のようです。

まずは「授業の時には1人1台」というのを当面の目標としています。

 

まだまだイメージがわかないと思いますので「小学生を中心としたプログラミング教育ポータル」というサイトをご紹介します。

予測される授業の実施事例が紹介されていますので、ご参考ください。

 

 

 

 

プログラミングは受験に影響する?

プログラミングを勉強する子ども

小学校の教育必修化としてプログラミングが注目されていますが、実は大学入試にも動きがありました。

政府の未来投資会議で、プログラミングを含む「情報」科目を試験科目に加えるという方針が決められたのです。

 

具体的な内容はまだこれからですが、現在の小中学生が大学を受験する頃には必修科目になっている可能性もあります。

 

ただし、小学校の授業ガイドラインもしっかりと定まっていないのが現状ですので「すぐに何か対策を」という話ではありません。

現時点では「将来の受験対策として、プログラミングを学んでおくのもいいね」くらいの気持ちでいいでしょう。

 

今プログラミングを学ぶことは、受験対策というよりはむしろ将来の職業選択の幅を広げることに役立ちます。

優秀なIT人材は引く手あまたですから、早いうちからプログラミングをマスターするメリットは大いにありそうですね。

 

 

 

 

プログラミング教育の目的を理解して、必修化への準備を!

小学校のプログラミング教育必修化は、不安と期待の入り混じった実施スタートになりそうですね。

まだまだ定まっていないことも多く、みんなが手探り状態という感じがします。

 

ただ、IT知識と論理的思考力を身につけるという目的、プログラミングを学ぶことのメリットは合点のいくところではないでしょうか。

 

ポイントをまとめておきましょう。

・プログラミング教育の目的は「IT知識を身につけること」と「論理的思考力を身につける」こと

・具体的な授業内容は、現時点では各学校の裁量に委ねられている

・将来的にはプログラミングを含む「情報」科目が大学入試に取り入れられる予定

・プログラミングを学ぶことで、将来の職業選択の幅を広げられる

 

 

今後も新しい情報にアンテナを張りながら、プログラミング教育必修化に備えましょう。

学校と保護者さまとが力を合わせて、新しい時代の子どもたちを育んでいけたら素敵ですね。

 

家庭教師のファミリーも、教師・スタッフが一丸となってみなさまをサポートしていきます!

勉強に関する不安や悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

著者横山 淳

東京理科大卒。300名以上の指導実績を持ち、家庭想いの優しい人柄とわかりやすい指導で厚い信頼を獲得し、満足度の高い人気プロ教師。中・高・大学受験対策と幅広く指導でき、「横山先生のおかげで合格できた!」という生徒多数。

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