軽度発達障害支援

発達障害とは、知的な遅れではなく、脳機能の発達にかたよりがあることで生活や学習に困難が生じてしまうことを言います。発達障害は外見からは分かりにくく、また明確な区切りがありません。病院で診断を受けても診断名がつかない「グレーゾーン」の子も多くおり、「変わった子」「困った子」と捉えられ、本人や家族の方が批判されることも少なくありません。ファミリーでは、お子さまの特性を理解し、様々な工夫を行いながら、学習や普段の生活をサポートします。

発達障害のタイプ

自閉症スペクトラム(ASD)

人とのコミュニケーションに困難があり、特定の物事に強いこだわりがあります。同じ行動を繰り返したり、環境などの変化に対応することが難しい人もいます。

学習障害(LD)

聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち、特定の行動に困難が生じます。読むことはできるのに書くのが苦手、数学だけ理解できないなど、特定分野に偏りが見られることが多いです。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

不注意(集中できない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考える前に行動してしまう)という3つの症状が見られます。自分で気持ちや行動をコントロールすることが難しく、周りから怒られやすいため、自信をなくしてしまいやすくなります。

環境を特性に合わせて工夫

発達障害による困難は、子どもに関わっていくことで軽減されると言われています。お子さまと周囲の人が個性・能力・希望などを理解した上で、その子に合ったサポートをしていくことが大切です。

自閉症スペクトラム(ASD)

「言葉」から意味を汲み取ったり、扱うことが苦手な傾向がありますので、図や写真、身振り手振りなど視覚的な表現を組み込むことで、理解しやすくなります。
また、手順を覚えて実行することが難しい場合がありますので、宿題を解く時などは、何をどの順番で、どうするかをわかりやすく紙に書いておくと、取り組みやすくなります。

学習障害(LD)

カードやボード、タブレットを使う、手順表を作る、表現を身近で理解しやすいものに置き換えるなど、苦手な行動に合わせて、別の手段で補うことが必要です。
また、苦手な行動に対し苦手意識を超え、恐怖心を感じていることがありますので、その場合は遊びの要素を入れるなど、恐怖心を取り除いていくことが必要です。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

目に入ったものや思いついたことに気を取られ、一つの作業に集中するのが難しい傾向があります。作業を小分けにして一つずつ完了させる、スケジュールを表にして貼っておくなど、取り組みやすくする工夫が必要です。また、気が散らないよう机の上にできるだけ物を置かない、忘れ物をしないよう明日の持ち物を確認する時間を毎日とる、持ち物を目につきやすい場所にまとめておく、など環境の工夫も必要になります。

軽度発達障害の指導事例

小2の1学期ご入会
Tくん

ご状況

学校から発達障害の疑いを指摘されており、わからない問題があると、感情のコントロールができずに暴れてしまい、学校での授業についていけなくなってしまっていました。

ファミリーでの対応

初回授業でわからない問題にぶつかると、鉛筆で机を叩き暴れてしまいましたが、怒っている最中に注意しても「怒られている」という気持ちから、さらに怒りが増す特性があるため、Tくんのよかった所を褒め、気持ちが落ち着くのを待つようにすると、自分から鉛筆を削り直し、説明に耳を傾けるようになりました。文章の読み書きに非常に強い抵抗感を持っていたため、国語の授業では「絵本の読み聞かせ」から始めることで、面白さを感じさせるように。同時に、書いた文章を褒められる経験を積ませるためと、ストレスを感じやすいTくんの変化を察知しやすくするため、宿題では「日記」を課しました。始めのうちは短い文でしたが、次第に長い文章が書けるようになり、文章問題に対しパニックを起こすこともなくなりました。1学期の通知表では◎、◯、△の3段階評価のうちほとんどの教科で△の評価でしたが、3学期の通知表では◎が6割、◯が4割、△がゼロという成績まで向上しました。

保護者さまのコメント

先生には毎回の授業後に、今日は何をしたか報告をしてくれるだけでなく、この一週間の間に何か変化や困ったことがないか聞き出してくれたりと、とても親身になっていただきました。成績が上がった通知表を見たときは、工夫次第でここまでできる能力があるのだとわかり、本当に嬉しかったです。

小4の2学期ご入会
Mさん

ご状況

計算、特に繰り上がり、繰り下がりのある計算が苦手だったMさん。
黒板をノートに書き写す作業も苦手で、うまくノートを取ることができずにいました。九九の暗記が完璧にできていないことから勉強に遅れを取っており、勉強全般への苦手意識が強い状態でした。

ファミリーでの対応

状況のヒアリングから、短期的な記憶が苦手であると推察できたため、計算の時には繰り上がりの数字を書いておく枠を用意し、そこに記入しながら計算するように。同時に、回答の確認の手順を表にし、順序通り確認することで計算ミスを減らす工夫を行いました。
また、数字の位をよりイメージしやすくするため、1円、10円、100円硬貨を使い、数の概念を視覚的に認識させやすくしました。
目で見て覚えることが苦手でしたが、耳からの情報は記憶しやすい傾向にあったため、九九は歌に乗せて覚えることで暗記。勉強に関しての苦手意識が強かったため、きれいに字を書けている、今日は前の授業より5分も長く集中できたなど、よかった点やできることになったことを都度褒めることで、意欲を持続させるようにしました。

保護者さまのコメント

以前は「135」を「100305」と書いてしまうようなことが多くありましたが、数の考え方からさかのぼって、視覚的な表現を含めることで、スッと理解ができたようです。これまでは勉強ができなかったことで怒られることばかりでしたが、たくさん褒めてくれる先生にとてもなついており、勉強に対する苦手意識よりも先生に会いたい気持ち、先生に問題を解けたところを見せたい気持ちから、毎日勉強に取り組むようになりました。

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