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【第二十夜】★星座と神話の関係

こんにちは。家庭教師のファミリー認定プロ教師の伊井です。
今回は、ちょっと科学的なお話を離れまして、星座と神話の関係についてお話をしますね。

ヒトは、文明が起こる前から星と星をつないでいたことでしょう。……文明が起こって、文字が発明されて初めて記録が残せるようになりましたから、確たる証拠はないのですがね。笑
ただ古代エジプトの遺跡には、星の並びを何かに見立てたとされる壁画が残っていて、これが記録に残る最古の星座と言われています。記録に残せはしなかっただけで『あの星とその星はいつも隣同士だなぁ』とか『あの星はいつもこの方角にあるなぁ』だとか、気付いていた人はきっといたはずです!
このころ、ヒトの一生は短くて世代交代などの変化が激しい時代でした。それに対して星の輝きや、星座の位置関係はどうでしょう。数千年かけてようやく変化があるかどうかです。現代人にとってもほとんど変わらないものなのに、古代の人の感覚だともう絶対不変のものだと感じるはずです。

ところで、神話に登場する神様たちはほとんどの場合不老不死です。「死んでしまった」と神話で語られても、死者の国に住んでいたり、復活してみたり……もう目茶苦茶です。そんな『神さまの永遠さ』と『宇宙の永遠さ』が結びついて、『星は神様』という風になり、神話と星座がセットになったのではないでしょうか。
『おじいちゃんのおじいちゃんのそのまたおじいちゃんも、あの星はこの方角にあるって言ってたらしい。』『何それ?神じゃない?』……そんな会話が、古代人の間であったのかもしれません。笑

ヒトは『不変と思えるくらい変わらないモノ』の中に『神さまっぽさ』を感じるものなのかもしれません。山だったり、川だったり。または、昔から変わらない自然科学のルールとか、社会的なルールとか、言葉とか……。その中でも地球のどこから見ても変わらない『星座』は、きっと『神さまのお話』にしやすかったことでしょう。