高校受験の面接を徹底対策!質問&解答例、合格に繋げるポイントも確認

受験のこと

2021.08.26

ファミリー 代表 寺井俊行

こんにちは!家庭教師のファミリーです。

 

高校受験の面接対策はしっかりされていますか?

 

面接官と1対1で会話をするとなると、緊張して思うように自分の考えを伝えられないことも多くあります。

どんなことを聞かれて、どう答えれば良いのか、事前に「よくある例」を知っておくと安心です。

 

今回は、高校受験での面接で多い質問例や回答例をご紹介します。

また、面接の際のマナーや注意点なども一緒に確認しましょう。

 

 

 

高校受験の面接で聞かれることの多い質問は?回答例やポイントを紹介

高校受験の面接では、よく聞かれる基本的な質問がいくつかあります。

ポイントを押さえておくと、緊張していても落ち着いて話すことができるようになるので、ぜひチェックしておきましょう。

 

ここでは近年よく聞かれる質問と、具体的な回答例やポイントをご紹介します。

 

 

 

質問例1)中学校生活で頑張ったことはなんですか?

 

【良い例】

「私は、中学校生活で3年間部活動を頑張りました。入部当初はあまり強くない部活でしたが、部員一人ひとりの意見を聞いて改善点を出し合うことで、チームとして成長することができ、大会へ出場して〇〇という結果を残すことができました。高校生活でも経験を生かしてまとまったチーム作りに力を入れ活躍したいです」

 

 

【良くない例】

「中学生活では、部活動を3年間頑張りました。高校でも部活を頑張りたいです」

 

 

中学校生活での部活動や習い事、他にも英語検定・漢字検定などの勉強についてでも構いません。

達成感を感じたエピソードを取り入れ、具体的に伝えると説得力が出ます。

 

 

 

質問例2)高校に入ってから挑戦してみたいことはありますか?

 

【良い例】

「私は将来英語に携わる仕事がしたいので、高校では英語検定○級まで取得したいと考えています。部活動では〇〇部に所属し、全国大会に出場することが目標です。勉強も部活も両方頑張り、充実した高校生活を送りたいです」

 

 

【良くない例】

「私は、英語が好きなので英語の勉強と部活を頑張りたいです」

 

 

部活動や頑張りたい科目があれば、それだけを答えるのではなく、具体的な目標も合わせて答えられると見通しを持って物事を見ている印象を与えられます。

 

 

 

質問例3)自分の長所と短所を教えてください

 

【良い例】

「私の長所は我慢強く最後まで諦めないところです。何事も最後までやり抜く力があります。そしてそれは短所でもあり、一度決めたことを曲げられず頑固な部分ともなります。高校生活では周りの意見も冷静に聞き、臨機応変に行動できるよう成長していきたいと考えています」

 

 

【良くない例】

「私の長所は我慢強い所です。短所は自分をおさえすぎたり、自分の意見を相手に伝えることが苦手なところです」

 

 

一つの特徴を長所でもあり短所でもあるとするパターンであれば、短所でもデメリットにならないためオススメです。

それぞれを答えるパターンであれば、短所については具体的にどのように気をつけているか、改善策なども合わせて答えると印象が良くなりやすいです。

 

 

 

質問例4)最近印象に残ったニュースはありますか?

 

【良い例】

「2050年には海でのプラスチックごみが魚の量を上回る試算があるというニュースが印象に残りました。なぜなら、私は将来動物に関わる仕事に就くことを目指しており、環境問題が生き物に与える影響を少しでも減らせる行動を実践したいと考えているからです。昨年のレジ袋有料化をきっかけに知り、自分でも調べてみると、多くの人がエコバックを継続的に使うことで環境負荷を大幅に減らすことができることがわかりました。その影響で、マイボトルを活用したり、なるべくリサイクルされている商品を買おうと心掛けています」

 

 

【良くない例】

「最近流行っている感染症のニュースが気になります。今後の感染の進行状況や経済面でどう影響があるか不安になりました」

 

 

ここ1年以内で起きている時事問題や社会問題などについて答えるのが良いでしょう。

ニュースをよく見ていることは社会への関心があるか、さらには自分の将来への関心があるかという部分につながっていきます。

 

ニュースの概要や感想だけでなく、「なぜ興味を持ったのか」「そこから何を得たか」というところまで落とし込んだ回答が理想です。

さらに自分の身近な問題や将来と関連付けて答えられると、しっかり考えている印象になります。

 

良くない例に付け加えるのであれば、自分でどう向き合っているかというところまで話せると、ポジティブな印象を与えられるでしょう。

 

 

 

このほか聞かれる可能性のある基本の質問

在学校の特色、得意・不得意科目、委員会活動などの「学校や学校生活」について、合格後の進学校や将来の夢などの「進路」について、趣味や特技、最近の読書や休日の過ごし方などの「趣向や行動」についても聞かれる可能性大!

 

あらゆる想定をし、質問と回答例をセットに考えておきましょう。

 

 

 

 

高校受験の面接で自己PR・志望理由の回答例やポイントも確認!

黒板と机

高校受験の面接ではただ質問されて答えるだけではありません。

限られた自己PRの時間で、どれだけ自分の考えを伝えられるかが面接のカギとなります。

 

志望理由では自分ならではの頑張りたいことや、興味のあることを積極的にアピールしましょう。

 

 

 

自己PR

 

【良い例】

「私は何事もまずは挑戦してみることを日頃から大切にしています。中学校生活の中では漢字検定・英語検定の3級取得に挑みました。家では母の料理を手伝ったりなど今までに経験のないことに出会うことが楽しみでもあり、周りからはチャレンジ精神があるところが強みだと言われることが多いです。高校生になっても挑戦する気持ちを大切にし、新たな資格にチャレンジするなど、この強みをさらに伸ばせるようにしていきたいです」

 

 

【良くない例】

「私のアピールポイントは、責任感が強いところです。所属していた部活では部長をつとめていました。高校生になっても責任感をもって何事にも取り組みたいです。」

 

 

まずどのようなところがPRポイントとなるか、さらに具体的なエピソードを1〜2つ程度入れられると、聞いている面接官も納得しやすいです。

また、長所を高校生活や将来でどう活かしたいかを最後に答えられると、まとまった印象になります。

 

 

 

志望理由

 

【良い例】

「私の夢は英語の教師になることです。貴校では留学制度や外国人との交流が盛んに行われているため、より英語を学べる環境が整っています。努力して勉強するだけでなく、実際に現地でのコミュニケーションや文化を知ることで大学進学の際にも強みにできると考えたため、〇〇高校を志望しました」

 

 

【良くない例】

「貴校は家から近く、見学の際に明るい校風に惹かれて志望しました」

 

 

その学校ならではの特色を活かした理由があると、受験校のことをよく調べているという印象にもなります。

 

将来の夢や部活動などが理由となりやすいですが、見通しを持った理由であればあるほど説得力が増します。

 

反対に「家から近い」「学校見学で雰囲気が良かった」など、他の学校でも当てはまりそうなことは内容が薄く感じられ、一生懸命さは伝わりにくくなってしまいます。

 

志望理由では受験校がどのようなところか、どのような環境で勉強や部活をしていきたいか、それが将来にどうつながるかを、自分なりにまとめておくことが大切です。

 

 

 

全体的な面接のポイントやマナーもチェックしておこう

面接の準備と言ってもさまざまな方法がありますが、まずは以下のポイントとマナーについて確認してみましょう。

不安なことがあれば確認し、自信を持って面接を受けられるようにしましょう!

 

 

 

ポイント① 受験校をよく知ること

学校説明会や学校祭など、学校を知る機会となる行事にはなるべく参加して、よく知ることが大切です。

学校を調べて将来どのような環境で勉強をしていくかを考えるところから、高校受験は始まっています。

 

志望校が決まった段階または複数に絞れた時点で、学校の特徴や自分の考えをまとめておくと、焦らずに準備ができますね。

今はオンラインでの説明会などもあるので、積極的に活用することをおすすめします。

 

 

 

ポイント② 面接の練習をする

中学校で取り入れているところも多いとは思いますが、自信を持って面接をするには必ずと言っていいほど練習が必要になります。

最初は緊張し、覚えたことを思い出しながら答えていたものが、練習を重ねると本当の自分の意見として相手に伝わるように話せるようになっていきますよ。

 

最初は家族に協力してもらったり、慣れてきたら友人や学校の先生と練習するなど、自分に合った方法で練習してみましょう。

 

 

 

面接時のマナーについて

面接時のマナーも一連の流れとともに確認しましょう。

 

 

入室

面接ではまず始めに面接する部屋へ入る際のドアをノックします。

2回または3回ノックをしドアを開け、「失礼します」や「よろしくお願いします」などの挨拶をします。

 

このとき、ドアを開けながら言うのはNGです。

ドアを開け終わってから挨拶をし、ドアを閉める際は落ち着いて最後まで静かに閉めましょう。

 

 

面接

椅子が用意されているので、椅子の左に立ち、背筋を伸ばしてお辞儀をします。

面接官に「どうぞ」と言われてから椅子に座りましょう。

座る際には「失礼します」と一言添えます。

 

話をするときは、大きな声ではっきりと伝えます。

緊張すると早口になってしまう人は、少しゆっくりめに落ち着いて話すことを意識しましょう。

 

目線は、基本的に相手の目を見て話します。

質問をされているときや、まっすぐ目を見るのが苦手な人は、目元から首元あたりにかけて視線を定めると違和感なく会話ができますよ。

 

下を向くと自信がないように見えてしまったり、キョロキョロすると落ち着きがなく見えてしまうので、ここも練習の時点で自分なりの視線の感覚をつかんでおけると良いですね。

 

以下の基本姿勢も押さえておきましょう。

・立つ姿勢、座る姿勢ともにあごを引いて背筋を伸ばすように意識
・椅子に座ったら足をしっかりと地面につけてフラフラしないように
・座っているときの手は男性は軽く握って太ももの上にのせ、女性は指を伸ばして軽く重ねておく

 

 

退室

面接官に「以上です」または「終わります」と言われてから席を立ちます。

静かに立ち上がり、椅子の横に立ち「ありがとうございました」と挨拶をしてからお辞儀をしましょう。

 

ドアに向かって歩き、ドアを開ける前に面接官に向かって軽く一礼します。

ゆっくりとドアを開けて退室し、入るとき同様静かにドアを閉めます。

 

また、面接が始まる前や終わったあとも学校の先生方は見ていますので、控室での姿勢にも気をつけ、おしゃべりや落ち着きのない行動をしないように気をつけましょう。

 

一つ一つの動作を丁寧にすることが落ち着いた行動に見えるポイントなので、日頃から意識しておくと良いですね。

 

 

 

 

面接は準備で決まる!ポイントをおさえた対策で自信を持って高校受験を

一般的な高校受験の面接では難しいことはそこまで多くは聞かれません。

中学3年生が無理をせず答えられる範囲での質問がほとんどです。

 

「自分の長所と短所」「高校で頑張りたいこと」「最近の気になったニュース」など、基本的なよくある質問をメインに答えを考えておきましょう。

 

また、自己PRや志望理由もほとんどの面接で聞かれる内容です。

中学校生活でのことや将来のことを、自分なりにまとめて自信を持って答えられるようにしておくことが大切です。

 

面接時のマナーや態度についても、練習したり誰かにチェックしてもらうことで、客観的に見た自分を知ることができますよ。

 

マナーの基本として、姿勢に気をつける、面接中は話している相手の目を見る、ドアの開け閉めや歩く・座るなどの行動は落ち着いて丁寧に行うことを忘れずに。

待機時間や面接が終わってからも気を抜かず、姿勢やマナーに気をつけた行動をしましょう。

 

練習の分だけ完成度も高く自信を持って挑めるため、自然に言葉が出てくるまで練習しておきましょう!

 

面接対策など、高校受験のお悩みは家庭教師のファミリーへお気軽にご相談ください。

一人ひとりに合わせた内容で、受験をサポートいたします!

 

著者ファミリー 代表 寺井俊行

大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。

常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。

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