子どもの将来に不安を感じる理由とは?未来を考え親が子にできること

やる気の出し方

2022.08.18

ファミリー 代表 寺井俊行

こんにちは!家庭教師のファミリーです。

 

家庭教師を検討されているお子さまのご自宅にお伺いすると、保護者さまから次のような相談を受けることがあります。

 

「うちの子、あまり勉強できなくて将来大丈夫かしら」

「将来ちゃんと仕事に就いて生活していけるかしら」

 

子どもの将来を不安に思うのは、子育てをする親として当然のこと。

特に不安定な現代社会において、その不安は決して小さなものではないでしょう。

 

ただしそこで大切なのは、ポジティブな思いを持って、子どもの将来のために今できることを行うことです。

 

今回は、子どもの将来に不安を持つ保護者さまに向け、親が子どもの将来のためにできることについてご紹介します。

 

 

 

子どもの将来が不安に感じる理由とは

皆さん自分の子どもの将来に不安を感じたことは、一度はあるのではないでしょうか。

これは、子どもに幸せになってもらいたいと願う親心とも言えるでしょう。

 

不安に感じてしまう理由は、親自身の経験とそれによって培ってきた価値観にあると考えられます。

 

例えば、こんな経験をしたり、周囲から話を聞いたことはありませんか?

 

  • ・受験に失敗して、行きたい学校に進学できなかった
  • ・学校で勉強についていけなかった
  • ・就活がうまくいかず、やりたい仕事に就けなかった
  • ・就職したものの、求める水準の給料が得られなかった など

 

このような自身や周囲の失敗を子どもの将来に重ね合わせてしまうことで、どうしても不安は大きくなってしまいます。

 

また、メディアでよく耳にする日本の経済格差や長く続く不景気などの話題も、不安を煽る要素になっているでしょう。

 

しかし、子どもの将来はそれ以上に大きな可能性に満ちています!

 

将来のために今できることを着実に進めていくことで、不安はきっと解消されるでしょう。

次で具体的な方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

 

 

子どもの将来が不安な時に親ができること

不安を打ち消すためには「子どもの将来のために今できることを行う」ことが大事!とお伝えしましたが、具体的に親には何ができるのでしょうか。

 

子どもの将来のために親ができることとして、次の5つが挙げられます。

 

  1. これからの時代に必要な力を伸ばす
  2. 子どもと一緒に将来について話し合う
  3. 逆算して今やるべきことに協力する
  4. 幸せの基準は子どもに決めさせる
  5. 明るい将来を具体的に想像する

 

それぞれ詳しくお話ししていきましょう。

 

 

 

①これからの時代に必要な力を伸ばす

「子どもの将来のためにとにかく勉強をさせたい」「良い学校に入れたい」と考える親は多いです。

しかし、ただ「良い学校に入れる」という目的でやみくもに勉強させるのではなく、「これからの時代に必要な力」を見据えた勉強をさせることが、将来的に活かせる知識となります。

 

今後ビジネスにおけるAIやロボットの活躍の幅は、より広がると予想されています。

なかには、AIやロボットによって奪われてしまう職業もあり、就職のハードルが上がることも予想されるでしょう。

 

そんな社会で人間に求められるのは、統計や設定で動くAIやロボットには難しい「自分で考える力」や「コミュニケーションをとる力」です。

この力を早いうちから身につけておけば、子どもの将来に活かされるでしょう。

 

例えば、テレビを見ているときでも「自分だったらどうする?」と聞いてみたり、「なぜ、こうなっているのか?」と当たり前とされていることを、一緒に考えてみるのもおすすめです。

 

また、課外活動に積極的に関わったり、知識や理数的思考を身につけ会話の幅が広がることでも、コミュニケーション能力は伸ばすことができます。

 

これらの力を身につけるために何が必要か、考えてみるのも良いでしょう。

 

 

 

②子どもと一緒に将来について話し合う

子どもと将来について話し合うことも、親ができることのひとつ。

「将来何になりたいか」「どんなことをしたいか」「何に興味があるか」など、子どもに将来のビジョンを尋ねてみましょう。

 

とはいえ、子どもが将来のビジョンを既にはっきり持っていることは稀です。

そんな場合は、将来どんな仕事があるのかを一緒に考えてみてください。

 

先ほどご説明した、近い将来AIやロボットに取られてしまう可能性のある職業も踏まえながら、将来について気軽に話し合い、子どもの意見を把握しましょう。

 

 

 

③逆算して今やるべきことに協力する

子どもの将来のビジョンを理解したら、そこから逆算して今やるべきことを考えてみてください。

 

例えば、経営者になりたいのであれば、管理能力やコミュニケーション能力が必要になるため、今のうちから数学や英語に力を入れたり、デザイナーになりたいのであれば、アイデア力や技術力を磨くため、アートに触れたりパソコンを習ったりするのも効果的でしょう。

 

将来のため今やるべきことに協力することで、子どもの可能性は広がり、親の不安も和らぎます。

 

 

 

④幸せの基準は子どもに決めさせる

ここまでご紹介した中で気を付けておきたいのが「親の幸せの基準を子どもに押し付けない」ということ。

 

幸せの基準は人によって異なります。

つい「お金を稼ぐことができない職業」や「安定しない職業」であると心配になってしまい、反対してしまいがちですが、子どもにとっては「好きなことを追求する」こと自体が幸せであったりします。

 

子どもが乗り気ではないけれど「将来役に立ちそうだから」という理由で習い事をさせるより、自分でやりたい!と感じるものをさせた方が伸びしろも大きいです。

 

子どもが望む幸せをサポートするという心持ちを軸に、できることを考えていくと良いでしょう。

 

 

 

⑤明るい将来を具体的に想像する

不安を抱えて過ごすよりも、明るい将来を描いて過ごす方が、同じ時間でも有意義ですよね。

 

例えば走るのが好きなら「将来どんなスポーツ選手が向いていそうかな」と想像してみたり、料理が得意なら「シェフになったらどんなお店を開いてみたい?」と一緒に話してみたり。

 

つい良くない部分に目がいってしまいますが、小さなところでも良い部分をたくさん見つけて、できるだけそこから可能性を広げてあげられると良いですね。

 

成功している姿をより具体的に想像することで、子どもも潜在的にそれに向かって進みやすくなりますし、何を学べば良いかが見えてきます。

親も「その頃私は…」と目標を掲げて、一緒に頑張るのも良いかもしれませんね。

 

 

 

子育てをしていると、どうしても一般的な考え方に捉われてしまいやすいですが、1番大切なのは、子ども自身の考えを尊重すること。

まずは、子どもと一緒に将来についてじっくり話し合ってみましょう!

 

 

 

子どもの個性を生かして将来を明るく考えよう!

これまでの日本の社会は、年功序列が基本でした。

しかし、今後の社会は年功序列ではなく実力主義・成果主義になっていくと予想されます。

 

実力主義・成果主義の社会を生き抜くには、一人ひとりが個性を伸ばし、そのスキルを向上させ、スペシャリストを目指す必要があります。

 

今親ができることは、子どもの個性を見つけ伸ばすこと。

 

そこで重要になるのが、次の3つです。

 

  • ・やりたいことができる環境づくり
  • ・他の子と比較しない
  • ・自分で考える力を身につけさせる

 

子どもの個性を伸ばすためには、やりたいことを存分にできる環境をつくることが重要です。

失敗を恐れず、大人が見守る中で安心してチャレンジできる環境をつくりましょう。

 

また、「〇〇ちゃんは勉強ができるのに」「〇〇君はしっかりしてるのに」というように、他の子と自分の子どもを比べるのも良くありません。

あの子のようにしっかりしなきゃ!と他人を軸にしてしまうと、自分で考えることをしなくなってしまったり、せっかくの個性が活かされなくなってしまいます。

 

子どもの個性や主体性を伸ばすには、その子の長所をしっかり見つけ、その成長をサポートしていくことが重要です。

 

 

 

一番重要なのは「自分で考える力」を身につけさせること

上でも少しお話ししましたが、自分で考えることをさせず、明確なビジョンがないまま評判の良い塾や学校、習い事などに行かせるというのは、個性を伸ばせない可能性があります。

 

みんなと一緒に決められた問題をひたすら解く進学塾で勉強させて、本当の意味での「自分で考える力」は身につくでしょうか。

 

「本当はやりたくないこと」をとりあえず同調して行なっていると、人と比べてしまうことも多く、自分の良さがわからなくなって将来を見失ってしまうというケースもあります。

 

自分で考え判断する力を育てるためには、早いうちからこんなことを行うのがおすすめです。

 

  • ・長所を伸ばして自信を持たせる
  • ・すぐに答えを教えない
  • ・あえて反論をぶつけてみる

 

自信がつけば、自分でやってみよう!という意欲にもつながり、自立心を育みます。

 

すぐに答えを教えず「あなたならどうする?」とじっくり考えさせたり、「本当にそうなのかな?」と反論をぶつけることでも、自ら考えるキッカケづくりになるでしょう。

 

また、2020年度からの文部省の新学習指導要領では、学びに自ら向かう力、未知の状況にも対応できる力、実際の社会や生活で生き延びる力を重視しています。

 

そのため、プログラミング教育や外国語などの言語能力育成、伝統や文化に関する教育、自立した消費者として行動する力を養う消費者教育、社会の中で自立し、他者と連携・協働して社会に参画する力を育む主権者教育なども加わりました。

 

こういった内容に早いうちから触れさせるのも、自力で考える力、個性を伸ばす力の手助けとなるでしょう。

 

 

 

 

子どもの将来への不安は「今できること」で払拭して

子どもの将来を不安に感じる時、自分や周囲の失敗を重ね合わせてしまっていることが多いです。

 

しかし、それは想像の将来に対しての不安であり、現実に起こっていることへの不安ではありません。

 

この不安を払拭するには、子どもの将来のために今できることを実践することが効果的です。

 

子ども自身の考えを尊重しながら、子どもと一緒に将来のビジョンや今するべきことを考えてみましょう。

 

ただし、ここで重要なのは、型にはまった大人の価値観を子どもに押し付けないこと。

子どもの自ら考える力や個性を伸ばしながら育てることで、子どもには今後必要とされるであろう自主性が身についていくでしょう。

 

家庭教師のファミリーでは、学習能力だけでなく、お子さまの「自ら学ぶ」力を伸ばす指導を行っています。

 

マンツーマンでの指導なので、お子さま一人ひとりの性格や学力に合わせたオーダーメイドの学習が可能。

「将来何になりたいか」という未来を見据えた「未来教育」も実施しております。

授業の無料体験もできますので、お気軽にお問い合わせください。

 

著者ファミリー 代表 寺井俊行

大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。

常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。

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