期待と緊張の春、チョウのように羽ばたこう

雑学

2018.03.23

藤枝支部の松下です。
ここ静岡では、土手や畑に菜の花が揺れ、モンシロチョウが舞っています。

日本の季節を5日ごとに分け、気象の動きや動植物の変化を知らせる七十二候という暦では
3/16~3/20は、「菜虫蝶となる」と記されています。モンシロチョウの季節の始まりです。
ちょうど、学生の皆さんが合格発表を終え卒業を迎える時期と重なりますね。

これから秋まで、モンシロチョウは、卵から幼虫、さなぎ、成虫というサイクルを4~5回繰り返し、
さなぎの状態で冬を越して、次のモンシロチョウの季節を待ちます。

モンシロチョウの幼虫である青虫の好物は、
アブラナ、キャベツ、ブロッコリーなど、「アブラナ科」に分類される植物です。
モンシロチョウは、アブラナ科のダイコンが奈良時代に渡来した時に、一緒に海を渡ってきたようです。

菜の花は子孫を残していくために、チョウなどの昆虫に受粉をしてもらって種を作ることが必要です。
一方チョウの方では、卵を産みつけて幼虫を孵(かえ)し、
その幼虫が大きくなるまで安心して食べることのできる食べ物(食草)が必要です。

しかし、色々な種類のチョウチョウにいっぱい卵を産みつけられてしまっては、
その幼虫たちにバリバリと葉っぱを食べられ、自分が枯れて子孫を残すどころではなくなってします。
そこで菜の花は、自分を食べた幼虫を殺してしまう毒液を体の中に作りました。
モンシロチョウは、菜の花の葉に含まれた虫除けの毒を、幼虫が食べても堪えられる昆虫なのです。

このことによって、菜の花は、開花しているときにモンシロチョウに来て受粉をしてもらい、
モンシロチョウは、菜の花に幼虫の面倒を見てもらうという関係が成り立ちました。

新学期や新生活への緊張と期待で胸弾む今は春、
モンシロチョウのように羽ばたいてくださいね!(^^)

 

【静岡県/藤枝市・焼津市】 家庭教師のファミリー藤枝支部

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