スズメはなぜ感電しないの?

雑学

2017.11.16

皆さん、外を歩いているとよく、電線にスズメが止まっている光景を目にしますよね?
その光景を見て、疑問に思ったことはありませんか?
「スズメって、感電しないのかな?」

たしかに、電線は電気が通っているもので、それに止まっているスズメは感電してしまいそうに思うかもしれません。
では、なぜ、電線に止まっているスズメは感電しないのでしょうか?

この疑問を考えるために、まず、そもそも「感電とは何か」について、考えてみましょう。
感電とは、「電気があるところからあるところへ流れるときに『電気の通り道』になってしまう」ことです。
例えば、人間が地面に立っていて、裸電球に触れば、電気は「手から胴」「胴から足」へと流れて、最後に地面に伝わります。
このとき、人間は『電気の通り道』になっているため、感電してしまいます。
人のからだは、比較的電気を通しやすく、『良導体』と言われ、その逆に、電気を通しにくいものは『絶縁体』もしくは『不導体』と言われます。
この絶縁体や不導体という言葉は、もしかすると、学校の理科の授業で習っているかもしれませんね。
ガラスやゴム、プラスチックなどが絶縁体です。

ここで注目したいのが、『空気も絶縁体』であるということ。
このことを踏まえて、スズメの話に戻りますね。
スズメが感電しない理由は、「『電気の通り道』になっていないから」です。
スズメは『空気(絶縁体)』に包まれていて、1本の電線以外のどこにも触れていません。
なので、電線から電気が流れてきても、電気の行く先はどこにもないため、スズメは電気の通り道にはならないのです。
例えば、めっちゃ足の長いスズメがいて、2本の電線にまたがっているとしたら、話は別ですが…(笑)

スズメはこの事実を知るはずもなく、たまたま止まったら大丈夫だったということでしょうけど(笑)
身近なことですが、考えてみると学校で習っていることと関連づいていて、面白いですね。

 

【北海道/釧路市】 家庭教師のファミリー釧路支部

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