【子どもの家庭学習】2人に1人以上の保護者が「悩みアリ」。最大の壁は「自主的に取り組まない」こと
2025.12.03
子どもの学力向上と学習習慣は、保護者の方にとって常に気になるテーマです。
学校から出される宿題や、自宅での予習・復習といった「家庭学習」に取り組む家庭は多いものの、思うように進まず悩んでいる方も少なくありません。
そこで今回は株式会社ファミリーと株式会社NEXERと共同で、子どもがいる全国の男女250名を対象に「子どもの家庭学習での悩み」についてのアンケートを実施しました!
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年11月5日 ~ 11月10日
調査対象者:子どもがいる全国の男女
有効回答:250サンプル
質問内容:
質問1:子どもの家庭学習について、最も大きな悩みを教えてください。
質問2:具体的にどのような場面でその悩みを感じますか?
質問3:子どもの家庭学習を習慣化できていると感じますか?
質問4:家庭学習を習慣化できている理由は何だと思いますか?
質問5:家庭学習を習慣化できていない理由は何だと思いますか?
質問6:家庭学習を習慣化するために工夫していることがあれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
質問1:子どもの家庭学習について、最も大きな悩みを教えてください。
まずは、子どもの家庭学習について悩みはあるかを聞いてみました。

調査の結果、保護者の方の52.8%が「子どもの家庭学習に悩みがある」と回答しました。半数を超える多くの家庭にとって、子どもの学習サポートが負担となっている実態が明らかになりました。
悩みがない家庭とほぼ同等な点から、習慣化や自主性の獲得が大きく両極化していることが伺えます。
続いて、子どもの家庭学習について、どんな悩みが最も大きいのかを尋ねました。

最も多かった悩みは「自主的に取り組まない」で、約4割を占め圧倒的な結果となりました。保護者の方が、子どもの「やる気」や「主体性」を引き出すことに苦労している様子が浮き彫りになっています。
2番目に多かった「集中力が続かない」という悩みと合わせて考えると、子どものモチベーション管理が家庭学習における最大のハードルになっていると言えそうです。
質問2:具体的にどのような場面でその悩みを感じますか?
次に、具体的にどのような場面で悩みを感じるのか、選択肢別に聞いてみました。
自主的に取り組まない
● 学校の宿題を言われないとやらない。(40代・男性)
● 勉強をしなさいと言わないようにしようと努力するけど、そうすると一向にする様子がなくイライラしていました。ストレスでした。(50代・女性)
● 帰ってきてすぐゲームをする。宿題を後回しにする。(50代・男性)
集中力が続かない
● やる気はあるが集中力がなくやりながら他の事に興味がいってしまっており、なかなか身にならない様子に悩んでいます。(30代・女性)
● やり始めたのはよいけれど、すぐに飽きて寝転がってしまう。(40代・女性)
● 宿題以外の問題集などに取り組むときに最初だけ真剣にやって段々と飽きが来ているときが多い。(40代・女性)
保護者の方がとくに苦しんでいるのは「言われるまで動かない」という受け身の姿勢や、ゲームなどの「誘惑に流されやすい」といった自主性のなさです。
コメントからは、日々ストレスを抱えながらも、子どもの将来を思って心配している保護者の方の切実な思いが伝わってきます。
このように「言われないと勉強しない」「ゲームばかりで宿題を後回しにしてしまう」といった悩みを抱える保護者の方は多くいます。
家庭教師のファミリーでは、学ぶことの楽しさを伝えることでお子さまの「やる気」を引き出し、家庭での学習習慣を定着させています。
30,000人以上の指導データをもとに心理学の要素を取り入れたファミリー独自の指導メソッドを活用し、お子さま一人ひとりに最適なアプローチを行いながら、確実に目標達成へと導いています。
質問3:子どもの家庭学習を習慣化できていると感じますか?
次に、子どもの家庭学習が習慣化できていると感じるかどうかを聞いてみました。

家庭学習の習慣化については「あまり感じない・まったく感じない」という回答が56.4%を占め、過半数の家庭で習慣化できていないという結果になりました。
多くの家庭で、毎日安定した学習リズムを作ることの難しさが浮き彫りとなっています。
その一方で、43.6%の家庭は家庭学習を習慣化できていると「感じる」と回答しており、さまざまな工夫を通じて習慣化を実現している様子が伺えます。
質問4:家庭学習を習慣化できている理由は何だと思いますか?
では、家庭学習を「習慣化できている」と回答した方はどのような理由でそう感じるのか聞いてみました。

習慣化できている理由として最も多かったのは「本人にやる気・向上心があるから」で、56.0%と半数以上を占めています。保護者の方によるサポートよりも、子ども自身のモチベーションが習慣化の決め手となっているようです。
続いて「目標設定」や「自然な習慣化」といった理由が挙がっており、子ども自身が納得して取り組めることや、無理のない形で生活に取り入れることがポイントとなっています。
質問5:家庭学習を習慣化できていない理由は何だと思いますか?
次に、家庭学習を習慣化できていない理由は何だと思うかを聞いてみました。

習慣化できていない理由は「本人のやる気の問題」が63.8%と圧倒的に多い結果となりました。
次に多かったのが「ゲーム・スマートフォンなどの誘惑」で約3割を占めており、外からの誘惑と、子ども自身の内側からの意欲不足が、習慣化を妨げる大きな2つの壁になっていることが分かります。
「お子さまのやる気が出ない」「ゲームの誘惑に負けてしまう」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ家庭教師のファミリーにご相談ください。
家庭教師のファミリーでは、お子さまとの信頼関係を丁寧に築きながら、やる気の芽を育てています。お子さまの考えや思いを大切にし「この先生となら勉強できる」と感じてもらえる関係づくりを大切にしています。
質問6:家庭学習を習慣化するために工夫していることがあれば教えてください。
では、家庭学習を習慣化できている家庭は、どのような取り組みをしているのでしょうか。習慣化のために工夫していることについてを聞いてみました。
● 目標を作ること、子どもが苦痛にならない時間にすること。(30代・女性)
● 夕飯の前に宿題を必ず済ませてからということを習慣化したから。(40代・女性)
● 毎日ママ問題を作って、苦手分野を復習できるようにしている。親の手作りだと思うと、やらないといけないという気持ちが自然に湧くようだ。(40代・女性)
● 0歳の時から通信教育をしていて、朝学習の習慣をつけました。歯磨きと同じようにやらないと気持ち悪いくらいになっています。(40代・女性)
● 日課としてやらないと違和感を感じるように小さい頃から習慣化させた。(50代・女性)
家庭学習がうまく進んでいる家庭では「無理のない自然な流れ」と「子どものやる気を引き出す工夫」を大切にしていることが分かります。
「勉強しなさい!」と一方的に言うのではなく「夕飯前」や「朝の時間」など、日常生活の中に学習時間を自然に組み込むことで、歯磨きやお風呂のように「やって当たり前の日課」として定着させています。
保護者の方の温かい関わり方と、子どもに合ったペース配分を早い段階から整えることが、習慣化成功の秘訣と言えるでしょう。
家庭学習を習慣化するためには、お子さまに合った方法を見つけることが欠かせません。
家庭教師のファミリーでは、マンツーマン指導によってお子さま一人ひとりに最適な学習計画を作成しています。「いつ」「どのように」勉強すればよいのかを明確に示し、具体的な学習習慣を身につけられるよう、丁寧にサポートしています。
まとめ
今回の調査では、保護者の方の半数以上が「子どもが自分から勉強しないこと」に悩んでいることが分かりました。また、家庭学習が習慣化しない理由として最も多かったのは「子どものやる気不足」であり、意欲をどう引き出すかが大きなテーマとなっています。
「何度声をかけても勉強が進まない」「どうサポートすればいいのか分からない」と感じる保護者の方も多く、一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。そのようなお悩みがある場合は、家庭教師のファミリーへぜひご相談ください。
家庭教師というと「勉強を教える人」というイメージが一般的ですが、家庭教師のファミリーは学力向上だけを目指すのではなく、お子さまが自分の力で学び続けられる「根本的な学習力」を育てることを重視しています。
これまでに30,000人以上のお子さまをサポートしてきた経験を活かし、一人ひとりに合わせた学習習慣づくりや、やる気を引き出す指導を行っています。
家庭学習のお悩みを抱えている方は、家庭教師のファミリーへお気軽にご相談ください。
<記事等でのご利用にあたって>
●引用元が「株式会社NEXERと家庭教師のファミリーによる調査」である旨の記載
●本記事(URL)へのリンク設置
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