中学生の子どもが勉強しない…原因と放置リスク・親としてできる対策を解説
2026.04.08
ファミリー代表 寺井俊行
中学生の子どもが勉強しない姿を見て、どう声をかければよいのかわからず、不安に感じていませんか。
「このままで大丈夫だろうか」
「強く言えば反発されそう」
「しかし放っておくわけにもいかない」
そんなジレンマに悩む保護者の方は多いものです。
このような場合は、頭ごなしに叱るのではなく、子どもが自発的に取り組める環境をどのように整えるかが重要です。
この記事では、中学生が勉強しない原因を深く掘り下げ、放置した場合に起こり得るリスクや、親が取るべき具体的な対策を紹介します。
中学生の子どもが勉強しない…保護者が抱えるリアルな悩み【独自アンケート】
家庭教師のファミリーは2025年11月、全国の子どもを持つ保護者250名を対象に、家庭学習に関する実態に関するアンケート調査を実施しました。
その結果「子どもの家庭学習に悩みを抱えている」と回答した保護者は52.8%にのぼり、実に2人に1人以上が何らかの問題を抱えていることがわかりました。
悩みがあると回答した132名に対し、最も大きな悩みを尋ねたところ「自主的に取り組まない」が38.6%で最も多く、次いで「集中力が続かない」が21.2%。「成績が上がらない」が9.1%という結果となりました。
さらに、家庭学習が習慣化できていないと感じる理由としては「本人のやる気の問題」が63.8%と多くの割合を占め、次いで「ゲーム・スマホなど誘惑が多い」が29.1%、「学習方法がわからない」が15.6%となっています。
この調査結果からわかるのは、多くの保護者が「うちの子だけ」と思いがちな悩みが、実は広く共有されているということです。
子どもが勉強しない理由には、いくつもの要因が複雑に絡み合っています。
焦らずに、まずはその原因を探ることが大切です。
調査データ引用元:https://www.nobiru.jp/column/learning-hint/children-learning-research.php
【全学年】中学生の子どもが勉強しない主な理由
中学生が勉強しない背景には、複数の要因が重なっていることがほとんどです。
ここでは、学年を問わず共通して見られる主な理由について詳しく解説します。
学習する習慣が身に付いていない
小学校では何とかなっていた子どもでも、中学生になると学習内容が急に難しくなります。それまで勉強する習慣がなかった場合、中学の学習についていけず、問題が表面化します。
結果として「何から始めればよいのか」という最初の一歩でつまずき、後に紹介する「勉強のやり方がわからない」という問題にもつながっていきます。
勉強する目的を見出せていない
大人にとっては「将来のため」という目的が明確でも、中学生にとってはまだ具体的にイメージできません。
そのため、勉強が「意味のない作業」に感じられてしまうことがあります。興味や関心にもとづいた対話を通じて、勉強の意義を共に考えることが大切です。
勉強に苦手意識が根付いている
とくに数学や英語など、積み重ねが重要な教科では、一度つまずくと「わからないから勉強しない」という悪循環が深刻化します。
しかし、つまずきを解消すれば、やる気を取り戻せる可能性は十分にあります。適切なサポートを通じて、この悪循環を断ち切ることが大切です。
そもそも勉強のやり方がわからない
成績優秀だった子でも、中学に進学して学習量が増え、内容が難しくなることで何から手をつけてよいのかわからなくなることは珍しくありません。
勉強のやり方を教えることこそ、自立学習への第一歩です。
具体的な学習計画の立て方や効率的な復習法を示すことで、子どもは前に進むことができるようになります。
日頃の疲れやストレスが溜まっている
勉強しないのは怠けではなく、部活や友人関係、生活の変化によって心身に余力がない状態であることが多いです。
子どもの視点に立つと、疲労が蓄積していることに気づくことができます。
生活リズムの改善が、学習の土台を作ることにつながります。
反抗期に入っている
反抗期は親の指示に反発しやすい時期です。そのため「勉強しなさい」という言葉が逆効果になることがあります。
親が直接言うのではなく、第三者の介入が必要な場合もあります。後述するNG行動を避けつつ、適切な距離感を保つことが求められます。
スマートフォンやゲームなどに気を取られる
スマートフォンやゲームは、すぐに成果が得られる「手軽な成功体験」を提供します。
脳科学的にも、このような即座の報酬は非常に魅力的に感じられます。単に禁止するのではなく、子どもも納得できる形で、一緒にルールを決めることが効果的です。
【学年別】中学生の子どもが勉強しない主な理由
学年ごとに、勉強しない理由にはそれぞれ独自の傾向が見受けられます。子どもの状況をより詳細に理解するために、学年別の特徴を見ていきましょう。
中学1年生
中学1年生は、環境の変化による適応疲れが主な要因となっています。いわゆる「中1ギャップ」により、新しい環境に慣れることで精一杯になってしまいます。
また、英語や数学でのつまずきが早期に発生するリスクもあります。小学校との学習内容の差が大きいため、初期段階での個別対応が重要です。
中学2年生
中学2年生は「中だるみ」が最も深刻化しやすい時期です。
学校生活に慣れたことで、受験までの時間に余裕を感じ、緊張感が薄れてしまうことがあります。
さらに、反抗期が本格化し、親子のコミュニケーションが最も難しくなる時期でもあります。第三者のサポートがとくに重要な学年といえるでしょう。
中学3年生
中学3年生は、受験生としての意識がまだ薄いことや、逆に焦りすぎることが原因となります。
とくに中高一貫校の生徒は、明確な受験目標がないため、中だるみが長期化しやすい傾向があります。志望校設定など、具体的な目標設定のサポートが重要な鍵となります。
中学生の子どもが勉強しないのを放置するリスク
勉強しない状態を放置すると、さまざまなリスクが生じます。
早期に対策を講じる重要性を理解するために、具体的なリスクを見ていきましょう。
勉強への自信がさらになくなる
放置の結果「やってもできない」という失敗体験が続きます。
これが積み重なると「自分はダメだ」という自己肯定感の低下という深刻なリスクにつながります。学習面だけでなく、人格形成にも悪影響を与える可能性があります。
将来の選択肢が狭まる
高校受験では、多くの自治体で「内申点(調査書点)」が合否の判断材料として重視されます。
試験本番で合格ラインに達していても、中学3年間の内申点が基準に届かない場合、受験できる学校が限られてしまう可能性があります。中学1・2年生の成績も評価対象に含まれるケースがあるため、志望校の判定方法を早めに確認しましょう。
内申点は定期テストの成績だけでなく、提出物や授業態度も含まれます。早期に行動を起こすことの緊急性を認識することが重要です。
進学時に留年するおそれも高まる
中学で学んだ基礎が、高校の学習の基盤を作ります。
つまずきを放置すると、高校の授業についていけなくなり、留年や退学のリスクが高まります。中学での学習内容は、その後の学びの基盤となるため、決して軽視できません。
こういう対応はNG!子どものやる気を下げる親の行動
親がよかれと思って行う行動が、実は逆効果になることがあります。無意識に行っている行動を見直し、子どもの学習意欲を削がないように注意することが大切です。
ここでは、とくに気をつけたい親の対応を具体的に見ていきましょう。
「勉強しなさい!」と強く命令する
命令は反発心を生み、かえってやる気を削ぐ最もNGな声かけです。
中学生は自立心が芽生え始める時期であり、一方的な指示には強く反発します。後述する対策では、協働型の声かけを推奨します。
子どもを責めたり否定したりする
国立教育政策研究所の調査によれば、否定的な言葉が学習意欲を低下させることが科学的に証明されています。
約7割の中学生が、叱責や非難を受けることで学習意欲が低下すると報告しています。まずは、子どもの言い分に耳を傾け、その立場に立って考えることが大切です。
出典:国立教育政策研究所「学習意欲に関する調査研究」概要」
https://warp.ndl.go.jp/web/20210702120705/https://www.nier.go.jp/seika/seika0208_01/seika0208_01.htm
ほかの誰かと比較する
比較は子どもの劣等感や親への不信感を招きます。
「お兄ちゃんはできたのに」「隣の○○さんは」といった言葉は、自己肯定感を著しく低下させます。これらは絶対的なNG行動であり、強く警告します。
親の期待や理想を押し付ける
親の理想が子どもに過度なプレッシャーとなり、意欲を削ぐことがあります。
「親の卒業した高校に行ってほしい」といった期待は、子どもの個性や成長のペースを無視しています。今の子どもの状態をありのまま受け入れる視点が大切です。
KW「子供が勉強しない理由は100 親にある」の記事へのリンクを推奨いたします。※記事完成次第、設定をお願いいたします。
勉強しない中学生のやる気を出させるには?親にできる10の対処法
具体的な行動を提示し、子どもが自発的に学習に取り組める環境を作る方法を紹介します。ここでは、家庭教師のファミリーが大切にしている「コーチング的アプローチ」を中心に解説します。
落ち着いて勉強できる環境を整える
誘惑を物理的に排除する工夫が必要です。たとえば、スマートフォンは別室に保管するなど、集中を妨げる要素を減らしましょう。
さらに、親もそばで学ぶ姿を見せることで、家庭内に「勉強は日常の一部」という空気を作ることが重要です。子どもは親の背中を見て育ちます。
志望校や将来について話し合う
家庭教師のファミリーは、単なる指導者ではなく「教育顧問」としての役割を大切にしています。
ゲームやスポーツなど子どもの興味に結びつけて、学びの意義を具体的に説明する対話型のアプローチを推奨します。たとえば「ゲームクリエイターには数学や英語が必要」といった具体例を挙げることで、学びの意義がより伝わりやすくなります。
勉強の方法を教える
家庭教師のファミリーが重視する「自立学習力の育成」に直結する重要な項目です。
具体的な学習計画の立て方や効率的な復習法を教えることが、やる気を引き出すための大前提となります。やり方がわかれば、子どもは自分で学習を進められるようになります。
つまずいている部分の復習をサポートする
個別指導の強みは「どこからわからなくなったか」を特定できることです。
場合によっては、勇気を出して前の学年や小学校の範囲に戻り、復習することが重要です。家庭教師のファミリーでは、完全1対1の指導スタイルで、一人ひとりのつまずきに丁寧に対応しています。
スマートフォンやゲームのルールを子どもと一緒に決める
親が一方的に禁止するのではなく「どうすればお互いに気持ちよく過ごせるか」を話し合います。
協働型のルール作りにより、子ども自身が決めたルールは守りやすくなります。たとえば「1時間勉強したら15分ゲームができる」といった具体的な約束が効果的です。
タイミングを見計らって声をかける
命令を避け、子どもが自分で決めた行動目標の進捗確認や「お疲れさま」といった共感と承認を優先した声かけに徹します。
「勉強の時間になったよ」といった客観的な事実を伝える形が理想です。子どもの自主性を尊重しつつ、適度なサポートを提供します。
小さな成功体験を積ませる
ハードルの低い目標、たとえば1日15分や1問解くといった小さな設定から始めます。
達成可能な目標を積み重ねることで、自己有能感や自信を育むことができます。これが自発的な学習姿勢を育む近道です。
結果だけでなく過程や努力も褒める
結果ではなく「前より10分長く集中できた」といった具体的な努力の過程を褒めます。
子どもの存在そのものを評価することで、心の拠り所となります。褒め方ひとつで、子どもの自己肯定感は大きく変わります。
学習塾や家庭教師を利用する
親子関係がこじれている反抗期には、第三者の指導が感情的な反発を避ける手段として非常に有効です。
家庭教師のファミリーは、完全1対1の個別指導を通じて、一人ひとりの課題に寄り添います。コーチングメソッドによる自立学習のサポートを行い、子どもが自発的に学ぶ力を育てます。
また、教育顧問としての役割を担い、志望校選びや将来設計についても相談できる環境を提供しています。入会金や月会費、年会費、高額教材、解約金などは一切なく、シンプルな料金体系で安心してご利用いただけます。
創業24年、指導累計3万人以上という実績と、高い口コミ評価が示す高品質なサービスをぜひご検討ください。
まとめ
中学生が勉強しない原因は、習慣の欠如や目的意識の不足、反抗期、スマートフォンの誘惑など、さまざまな要因が絡み合っています。学年によっても、中1ギャップや中だるみ、受験への焦りといった特有の課題があります。
放置すると、自己肯定感の低下や進路の選択肢の縮小、高校での留年リスクといった深刻な影響が生じます。親として大切なのは、命令や比較を避け、子どもの状況を理解し、適切な関わり方を模索することです。
落ち着いて勉強できる環境を整え、将来について対話し、勉強の方法を教え、つまずきをサポートすることが大切です。こうした具体的な対処法を実践することで、子どもは自発的に学ぶ姿勢を育んでいきます。
家庭教師のファミリーは、お子さま一人ひとりの悩みや課題に寄り添い、自立学習力を育む専門家集団です。完全1対1の指導とコーチングメソッドを活用し、やる気を引き出すとともに、お子様の夢の実現を最後まで責任をもってサポートします。
また、塾と違って家庭教師はご自宅にお伺いして指導しますので、ご兄弟姉妹がいらっしゃる場合は、お兄ちゃんと一緒に勉強しようと提案すると普段は勉強を嫌がる子でも素直に応じてくれたりします。
上の子は下の子の手前もあるので、いつも以上に真面目に取り組んだりしますし、そんな上の子の様子を見て下の子も真似しようと一生懸命に勉強に取り組もうとします。このような相乗効果も期待できるため、ファミリーではご兄弟姉妹の方が気軽に利用できるよう、同時指導の場合は2人目の授業料無料という割引制度もご用意していますので、是非ご活用ください。
勉強だけに限らず、お子さまの教育全般でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。教育顧問として、保護者様とともに、お子さまの未来を支えてまいります。
家庭教師のファミリーでは、豊富な指導データをもとに指導メソッド・指導ノウハウを活かし、お子さま一人ひとりの性格や学力、環境に合わせたマンツーマン指導を行っております。
お子さまの学習に関してお悩みの際にはぜひお問い合わせください。
著者ファミリー代表 寺井俊行
大学生の家庭教師が主流の中、顧客からのより専門的で高度な要求に応えるため、教師のプロフェッショナルとして、質の高い授業を提供。
常にハイレベルな授業を提供できるように、日々指導法や教材の研究等を行い、また、大学生や一般の家庭教師に対して研修や授業のアドバイスを行うことで、ファミリー全体の授業スキルの向上を図っています。
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