内申点とは?その仕組みや地域ごとの特性について

受験のこと

2019.12.17

篠原 貴祐

こんにちは!家庭教師のファミリー認定プロ教師の篠原です。

 

これから高校受験を迎えるみなさんにとって、内申点とは何か、どんな仕組みになっていて、受験にはどんな影響があるのか、とても気になるところですよね。

 

内申点は、地域によってその評価方法に特性があります。

また、入試の合否にどれだけ影響があるかも地域ごとに違い、私立高校では学校ごとに独自の基準を設けています。

 

ここでは、内申点の基本的な考え方と、地域によってどのような差があるのかなどを、もう少し詳しく解説していきますね。

 

 

 

 

内申点とはどんなもの?

内申点とは「中学校での学業成績を点数化したもの」。

主要5教科に加え、体育・芸術などの教科も評価の対象となります。

また一般的な通信簿との違いはテストの成績だけではなく、提出物や授業態度など、平常時の行いも「観点別評価」として加味される点です。

テストと教科ごとの観点別評価を合わせた点数が最終的に内申書に記載されます。

 

部活動の成績や生徒会活動、何かのコンクールで受賞したとか、英検に合格したといった中学校生活での実績も記載されますが、基本的には「学習成績」を中心に評価されていると考えるといいでしょう。

 

もうひとつ重要なポイントは、内申点は9教科×各5点満点=45点満点が基本ではあるのですが、地域によって、それぞれ判定基準に違いがあることです。

 

・主要5教科は1倍、その他4教科を2倍して計算する

・1・2年生の成績は2倍、3年生の成績は3倍にする

・入試の合否判定に使うのは3年生の結果だけ

・各学年末(1・2学期は含まない)の結果だけ

・2年生の3学期と3年生の2学期の結果だけ

 

など。

 

自分の地域では内申点がどのような仕組みになっているのかを進路指導の先生に聞いたり、自分で調べたりして知っておくことは、とても大切です。

 

 

 

 

内申点の良しあしは、受験にどう影響するの?

高得点の答案用紙

 

内申点は、どのような中学校生活を送ってきたかの指標のひとつ

内申点の仕組みを知っておくことはもちろん大切なのですが、過剰に意識する必要はありません。

 

内申点とは、中学校生活をどのように送ってきたのかを先生が評価して示してくれるひとつの指標なのですから、日々のすべきことをしっかり行い、かついろいろなことにチャレンジしていくとさらに良いのです。

 

例えば、自分の地域は3年生の内申点しか入試に関係ないから、3年生だけ頑張ればいいや、ということでは全くありませんよ。そもそも、そんな急に成績は上がりません。

1・2年生の時点で頑張ってきたことの積み重ねが3年生の成績につながります。

 

裏を返せば、1・2年で成績が振るわなかったとしても、3年生の過ごし方でまだまだ挽回できる可能性があります。

 

 

入試の得点が同じなら、内申点で合否が分かれる場合も

地域によって内申点の扱いには差こそあれ、公立高校入試の合否を判断する基準になっていることには違いありません。

もし仮に、入試当日の得点が同じで、ボーダーライン上に並んだ受験生がいる場合は、当然、内申点の高い方が合格になるでしょう。

言うまでもなく、内申点は高いに越したことはないのです。

 

 

内申点で、受験できる学校の選択肢の幅が決まる

これも地域によって差があるのですが、入試の合否を判断する基準として内申点を重視する場合は特に、内申点が受験校選びにも大きな影響を与えます。

自分の内申点を把握して、担任や進路指導の先生と、しっかり相談する必要があるでしょう。

 

私立高校では、内申点だけで合格の確約をだすところも少なくありません。

各学校で基準を示していますので、自分の内申点を照らし合わせて受験校を決めてください。

内申点が高ければ高いほど選択肢の幅が広がることは、言わずもがなです。

 

 

 

 

内申点はどう計算されるの?

成績表

ここまでも何度かお伝えしてきたように、内申点の扱いは地域によって特性があります。

ここでは、入試の合否に内申点がかなり重視されている北海道と、静岡県、富山県、石川県の入試の例をご紹介していきますね。

 

 

例1:北海道の場合

北海道では、内申点が満点で315点もあります。評価されるのは各学年末の成績です。

1・2年生の成績は2倍、3年生の成績は3倍で計算されます。

その点数によって13段階(A〜M)にランク分けされ、300点満点の当日の試験結果と合わせて総合的に合否の判断が下されます。

 

内申点の計算方法について、以下にまとめておきますね。

 

中1の学年末評定(5段階9教科45点満点)×2

中2の学年末評定(5段階9教科45点満点)×2

中3の学年末評定(5段階9教科45点満点)×3

 

北海道の入試システムについては、以下のコラムでも詳しくご紹介していますので、参考にされてください。

【北海道の高校受験】仕組みを徹底解説!流れや選抜方法なども

 

 

例2:静岡県の場合

静岡県でも、内申点をとても重視しています。評価されるのは、3年2学期の9教科、45点満点です。

これと、入試当日の得点250点満点を加えて、総合的に合否が判定されます。

 

静岡県の入試のユニークなところは、学校裁量枠と共通枠というふたつの選抜基準があるところです。

いずれも内申点が重視されています。

 

静岡県の入試システムについては、以下のコラムでも詳しくご紹介していますので、参考にされてください。

【静岡県の高校受験】仕組みを徹底解説!流れや選抜方法なども

 

 

例3:富山県の場合

富山県では、入試で直接使用する内申点は、2年3学期の9教科45点と、3年2学期の9教科45点×2の合計135点です。

加えて、部活動や生徒会活動、ボランティアなどの課外活動などを加味した15点分があり、合計150点分が内申点として評価されます。

入試当日の得点200点満点を加えて、総合的に合否が判定されます。

 

富山県の入試システムについては、以下のコラムでも詳しくご紹介していますので、参考にされてください。

【富山県の高校受験】仕組みを解説!流れやポイントなどもご紹介

 

 

例4:石川県の場合

石川県では、中1~中3全学年の内申点が入試の合否に影響します。

1年、2年の各45点満点、そして3年の2学期終了時の9教科45点×2の合計180点が内申点となり、500点満点の当日の試験結果と合わせて総合的に合否の判断が下されます。

 

内申点の計算方法について、以下にまとめておきますね。

 

1年生の9教科×5段階=45点

2年生の9教科×5段階=45点

3年生の9教科×5段階×2=90点

合計180点満点

 

石川県の入試システムについては、以下のコラムでも詳しくご紹介していますので、参考にされてください。

【石川県の高校受験】仕組みを解説!流れやポイントなどもご紹介

 

 

 

 

自分の地域の内申点の仕組みを知って入試を突破しよう!

自分の地域の内申点の仕組みを知っておくことは、とても大切なことです。

 

ポイントを振り返ると、以下のようになります。

 

・内申点とは、中学校での成績を先生が総合的に判断して点数化したもの

・基本は9教科×5段階の45点満点だが、地域によって扱いに違いがある

・北海道や静岡県のように、内申点の扱いが重視されている地域もある

・自分の地域の内申点の仕組みについて知っておくことがとても大切

 

内申点の仕組みを知るには、自分でインターネットで調べるか、学校の担任や進路指導の先生に聞くのがいいでしょう。

家庭教師のファミリーにも、いつでもお気軽にご相談くださいね。

 

みなさまの高校入試が希望の結果になるよう、心から願っています!

 

 

著者篠原 貴祐

集団・個別・家庭教師と様々な指導形態で長年培ってきた確かな教務力。発達障害や不登校の生徒も豊富な指導経験を持つ。適切な情報提供・指導に信頼も厚い。雑談していると現れる、チャーミングな一面が最近社内で話題。

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